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モーラナイフの黒サビ加工してサビから守る方法

投稿日:2021年1月28日 更新日:

モーラナイフを手に入れた(テッテレー

今使っている野外活動用のナイフは、大叔父から小さい頃に譲ってもらったものでステンレスです。もらったのが中学生くらいだから研ぎ直しとかできないだろうと気を遣ってくれたんでしょうね。今でも大事に使っているし、研ぎ直しもしてますよ。ただ、カーボン鋼材のナイフっていうのは憧れがありますね。手入れが大変だったりするけど切れ味は抜群にいいわけです。使い方が雑なので、ステンの方が楽なんでしょうけど、細工とか調理とか良く切れる方が怪我をしないで済みますからね。

キャンプしていて買っている人はグリーンとか黒とかの渋めの色を選ぶようですが、マサはオレンジにしました。目立ってくれる方が不用意な事故を防げますからね、あとオレンジってレスキューな感じの色でカッコよかったんですよね。

カーボン鋼と赤錆問題

鉄や鋼は錆びます。ステンレスは合金で錆びにくい特性があるけどあまり酷い扱いをするとやっぱり錆びます。結局は鉄ですから。今回手に入れたモーラナイフは切れ味優先のカーボン鋼のものですね。

赤錆がすぐに浮いてきます。放置しているだけでも錆びますね、錆止めは重要です。赤錆は化学式Fe2O3で、その名のとおり、錆自体が赤みがかっているもので、鉄そのものを腐蝕させ、ボロボロにしていく性質を持ちます。大事な道具がボロボロになるのはちょっと耐えられないので、黒錆を先につけてしまって赤錆を押さえ込もうって言うのが、黒錆加工になります。黒錆は化学式Fe3O4で表記され、一般的な鉄に対して自然に発生することはなく、鉄の表面にできる酸化膜のことです。紅茶と酸を使って加工するんですけどね、タンニン鉄とも言われます。紅茶を使ってますけど、緑茶でも大丈夫だと思います。紅茶のティーバッグが便利なんですよね。

実際に加工してみよう

実際の加工は簡単、レシピも適当で大丈夫です。

用意するもの

・紅茶のティーバック5個くらい

・クエン酸の粉末適量

・漬け込むための器

この三つと加工されるナイフですね。今回はモーラナイフです。

掃除用に使っているクエン酸、実際は食用のものなので、口に入れても安心です。疲れがひどい時は、ポカリに混ぜて飲んでますけど

 

 

 

 

 

 

ペットボトルを切り取ったものを今回は使います。熱湯を注ぐとペットボトルは縮んでしまうので、他で紅茶は作りました。イエローラベルを5個くらい使ってます。クエン酸の量は適当にドサっと入れた感じ。レシピがあまり詳しく載ってないので、失敗したら綺麗に研ぎ直すかってつもりでした。

紅茶が暖かいうちに溶かして放り込みましょう

 

 

数分で黒くなり始めます。撫でると指が黒くなるので触れずに流水で溶液を流してから、乾燥させます。そのあと洗浄して完成ですね。これで赤錆に悩まされることはなさそうですが、表面加工なので、研ぎ直していくうちに落ちていきます。その都度黒錆加工をしてあげる事で大事に使うことで長く大事に使うことができますね。

今回は途中で引き上げたり、ペーパータオルで拭いちゃったりしたので、すこしムラになっちゃいましたが、使用したり研ぎ直しで落ちていくのでまた綺麗に加工してあげればいいのです。一緒に成長する道具って言うのも楽しみですよね。

 

ちなみに、ちょっと触れただけでもスパッと切れます。取扱は気をつけて、マサは拭き上げるときにちょっと小指を切りました(苦笑)







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